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WILD WEST RIDERS CLUB 恒例行事


【まえがき】
いつも見る山。
何の変哲もない山だが、てっぺんに何やら人工物が見える。
「立ち入り禁止」の標識があれば仕方なく諦めるが、近くに行けば「道」がある。
人が入った形跡がある!
・・・馬で行こう。
幸い鹿追にはエンデュランスコース開発チームがあるじゃないか!
半世紀も獲物を追って山を歩き続けている片山オーナー、山はベテラン。



しかし思えば2003年秋・・・
新しいトレッキングコース開発のため、ランクルに乗って上機嫌で向かった山奥で、
我々は埋まった・・・。
ランクルが地球にめり込み、ああなると車はただの重い鉄のかたまり。
車の下のプロテクターもポロっと取れて、オーバーヒートで煙りが立ちこめ、
立木とランクルのウインチ一本に祈りを込めて、
辺りが暗くなってから泥まみれになって脱出した事があったっけ。
死ぬかと思った、もう近寄りたくない!と思ったあの山。
半年が過ぎ、再び我々はまたあの山に向かっている。
(要するに、ただ懲りていないだけ?と言わないで)
今度は4輪バギーと二頭の馬。少々の事があっても大丈夫さ!・・・と。

いつも通る、ひろーい鹿追の町営牧場から霞かに見えていた山頂をめざし、“未知のコース探索”のため、地図とGPS、デジカメとビデオカメラ、それにコーヒーとパンとチーズを持って大草原を9時半に出発。
ざっと見ただけでも60キロはあるコースを、アランとラムセスとバギーで。
長い一日の始まり、始まり〜。

途中の約1キロ区間の馬でしか行けないような深い笹藪。見渡すかぎり、松と笹藪・・・。
位置を確認するため大声を出しながらそれぞれに散って、まずは道探し。
馬は倒木をまたぎ、深い溝も乗り越え、深い笹藪も平気でこぎますが、四輪バギーは何度も何度もコロコロ転倒し、ふと気付くとカゴに入っていたはずの高価なビデオカメラが無い事に気づいたからさぁ大変!
慌てて引き返すも、馬のお腹も見えなくなるような笹藪の中での小さなビデオ捜索は困難極まりなく、ただ泣くしかありませんでした・・・。
思えば、コース開拓のため町のエライ人に見せようと思っていた一番雰囲気の良い景色はすべてビデオで撮影していたんだった。おぉぉぉぉ。
この時点ですでに1時半。地図で見ると約1キロぐらいの区間に2時間ぐらいさまよって居たことになります。
やっと見つけた山道で、馬も人も数分程度の小休止。

ここからがまた長かった!
途中、去年死ぬ思いをした恐怖の道の入り口に遭遇。横目でにらみながら、そこへは向かわずバギー先導で大きな沢をほぼぐるりと一周し、アップダウンの激しい道を、時々馬から降りて、馬を励ましながら人間もがんばりました。
そして4時頃、やっと目指す町営牧場から見える山の頂上へたどり着きました!
おぉ、どんどん眺めが良くなって行くぅ〜!!!

ついに登頂!
頂上にあった人工物は、巨大な無線の反射板でした。十勝平野一望できる絶景が広がっていました。
良いか悪いか、反射板によじ登り写真撮影。(組み立てた人許してね。)
裏の眺めはこんな感じ。ヌプカウシヌプリ山が遠くに小さく見えるでしょ?
ずーっとここを通って来たのか・・・、とただ馬に感謝

それからちょっとの間、下り坂の笹藪を馬を引いて歩いて、眼下に見えた町営牧場を目指します。
目前に町営牧場が見えてからも長かった! 鹿追の町営牧場広すぎです。
嫌になるだけ牛を見て、やっとの思いで大草原の小さな家に着いたのは6時半。
満タンだった四輪バギーがガス欠ピンチになるぐらいの長丁場でした。
馬も人間もお腹ペコペコ〜。
またまた楽しいコースを発見した喜びと、すばらしい眺めの余韻を残しながら、休む間もなくライダー2名は札幌へ、オーナーは預かっている馬車馬の調教開始。
この日もWWRCは平和に一日が過ぎました・・・。

ビデオカメラだけをコースに残して・・・・。
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